戦う骨無し女の日記

9年前の事故が原因で、骨無し女になりました。いつも楽しく過ごせるように、
ブログを始めました。写真と、エッセイと小説を書いてます。
アメブロで、エッセイと小説と雑文など、載せてます。よろしければ、遊びに来てくださいね!
https://ameblo.jp/daisysackyです。

骨無し女の秘密 番外編 2

こんばんは!

暇人です。

ついに12月に突入しました!

なんだか気持ちだけ、忙しいのですが…

すっかりこちらの方は、お留守になっていました…

すみません⤵️⤵️⤵️



闘病の記録と称しまして、

この11年間を振り返っていますが、

はしょりすぎ!

という声をいただきまして、

まぁね、

私の備忘録…面白いと思う人など、

いないだろう…と思っていまして、

主だった出来事しか、書いておりません。

何しろ…

書いてたら、キリがないので…(^○^)


さて!

感染症と書いていますが、

インフルエンザとか、ウィルス性の病気ではなくて、

骨髄炎という病気ですね。

整形外科のお医者さんが、もっとも嫌うのが…靭帯が切れるのと、

この骨髄炎です。

靭帯は、感染症で溶けたことがありますが…あれは、8週間装具固定で、

動かすことが許されません。

大抵は、入院治療ですね。

よく、スポーツ選手が靭帯をやられて、スポーツニュースで、耳にします。


私が経験したのは、骨髄炎。

これは、みんながみんな、なるわけではなく…

普通は怖がる必要はないのですが、

時折いるんですね。

膝の患者さんに多いです…


最初の入院の時に、同じ部屋の人が、

感染症で入院した人でした。

その人に

熱が出て、動けなくなった!

とてつもなく、痛い!

と聞いていたので、なんとなく

知識としてありました。


初めてなった時には、2度目の手術の後で…

ある日、傷口が開き

(三日後に、抜糸の予定でした)

研修医が、抗生物質の点滴を怠ったために、初めての感染症をしました…

リハビリ中に、突然腕がガクン!

となり、

ギャッ!となり。

そこから、左手がぶらんぶらんになり、その夕方に、40度近い熱が出た…と思ったら、案の定、感染していました。

今の主治医がたまたま、ガーゼ交換をして、

「なんじゃこりゃ!」となりまして。

入院中の研修医は、おじいさんの葬式で不在…

血相を変えて怒ったのを、覚えています。

たまたま、リハビリの先生が

立ち会っていて

「あれは、地獄のようだった!」

と言っていました。

包帯を開けたら、いきなりドロッとした液体が垂れて…

靭帯が溶けて、ドロドロの傷口だったそうです。

看護師さんは、すごいですね!

「ねぇ、あの青いの、なに?」と聞くと

「あれは、糸ですよ」とか、

「ねぇ、なんか見えてる」と言うと

「あれは、ネジ!」

「ねぇ、あの白いのは?」と聞くと

「骨ですね~」

まったく、動揺せずに教えてくれる。

よく考えれば、これほどおっかない

会話はないというのに。

それを聞くと…

「ふーん、糸?」

「ふーん、ネジ?」

「そう、骨、見えてんだぁ」

何てことないように、感じる…

今思えば、よく平気だったなぁ~

と思います。

でもね!

あまりに、色々あったから、感覚が麻痺してたのだと思う…


初めて運ばれた時に、対応した看護師さんは、

「あなたは、あのとき、とっても気丈で感心したんですよ!」と言われて。

そうだったんだぁ~と。


「手の重症患者さん」だけで、当時

私だってわかるくらい…

あの病院では、珍しい患者さんだったようです。

今の状態は…安定はしているけれども、

2度と元に戻るとは、期待しない方がいい…と言われています。

私もなんとなく、わかっているつもりです。


でも…もしかしたら!

という淡い期待は、今でも持っていて…

どこかで夢見ています。

どうなるのか?

それは…

神のみぞ知る!

です。



いつもありがとうございます!

骨無し女の秘密 23

こんばんは!

暇人です。

三連休は、いかがでしたか?

私は、少しだけ紅葉狩りを楽しみました…

今日は大学病院の診察日…

相変わらずの状況でした。

今朝は、きれいな朝焼けでした。

その後は…どんより曇り空でしたが!


さて!この前の続きをいたしましょう。

再感染した私…お決まりの点滴三昧の日々でした。

元々、手術と点滴のために、入院したようなものですから、これは想定内。

朝、夕、晩の1日3回の点滴を、

30分ずつしました。

血管が細いせいか…

看護師さんもひたすら…

なんとか、もってくれ!

という祈るような気持ちでした。

抗生物質もアレルギーがあるので、

大丈夫なのをしてもらいます。

一度、味覚障害と視力低下をしたことがあるので、たとえ点滴といっても、

恐ろしいのです。

そうして、退院まで無事に続くのか…

と思いきや、ついにその日が来ました…

なんと術後まもなくして、点滴が

落ちなくなったのです。

時には、看護師さんが、チューブを

ねじったり…

角度を変えたり…

なんとか時間をかけて、落としていたのですが…

だめ!

もう、落ちない!

となりまして…血管を探すも、

長年の点滴生活で(一時期、点滴のために通院をしていた)

血管がつぶれてしまい、肘の内側くらい。

もう、右手は難しい…となり、結局

鎖骨のところに、さすことに!

中心静脈カテーテルというのですが、

血液内科の先生に、

「ここなら、出来るよ」と教えられていたので、麻酔科の先生に頼み、

首のところに入れてもらいました。

ところが!

夜中看護師さんが、ナースコールで呼び出され、キチンと処置しなかったため、中で固まってしまい、

大騒ぎに!

もう一度、取り直してもらったのですが、今度は先生が失敗し…

みるみる腫れ上がるという事態に!

なんとか、無事に取り直せましたが、

医療事故になりかけるところでした…

たかが点滴、

されど点滴です。

恐ろしいですね!


その後、地元の病院の転院まで、

徹底的に点滴生活をして

(当日の朝まで)

無事に退院することが出来たのです。

今あるべき場所へと…夕焼けとともに

こんばんは!

暇人です。

今日はとても寒い1日でした。

いきなり、冬が来たのか?という…

いつものように、歩いてきました。

今日は、少し趣向を変えてみました。


いつだって、静かに

そこには時が流れてた



いつだって、暖かく見守ってくれた

話すことはないけれど。

ただひたすらに



けなすことなく

腐すことなく

ありのままに

ただそのままに



風の音を聞いてみた。

かすかに

優しく耳元を吹き抜けて…

かじかんだ心も、

なぜか暖かくなるような…

そんな気がしたんだ…

寂しさに耐えかねて

外に出てみると

思いの外、視界が開けていて

足元には、赤い葉っぱが

かさかさと音をたてて…

空は明るい

雲は優しい

ほんのりと暖色をまとって。

まっすぐに、背筋を伸ばしてみる

耳元に、イヤホンを突っ込んで。

思い思いに、過ごす人たち…

その瞳には、何が写るのだろう?

この瞬間は、思い通りに!

自由に手足を伸ばしていい…

思いきり、深呼吸して

日々の思いを、空に流してみる…

空は変わりなく、

そこにある。

ほんの一瞬の輝きを見せて…


複雑な色をのせて…

また

歩き出そう…

今ある自分の場所へ…

あなたと共に…